
こんにちは、4児のぱぱブログ(@kk__koji)です。
今回のテーマは『フリーランスと正社員の違い』についてです。
昨年から続いているコロナの影響で、現在8万人を超える方が解雇を余儀なくされております。
恐らく解雇された方には家族や子供がいる方も多数いたでしょう。しかし、奥さんや子供からしたら、一家の大黒柱が無職になればたまったものではありません。
また、緊急事態宣言が出てから働き方も変わってきているのが現状で、在宅ワークをされる方が圧倒的に増えてきております。そして、在宅ワークを機に視野が広くなり、新たな道を選択する方が非常に増えています。
そこで、今回は会社を辞めてフリーランスになりたい、または、会社辞めて自由を手に入れたい方に、
『フリーランスと正社員の違い』について解説していきます。
正社員とフリーランスの違いとは?
まず、正社員とフリーランスは何が違うの?という質問を耳にすることが多々ありますが、
「とりあえず自分で何でもするのがフリーランスでしょ~」と回答する人が多いです。
あながち間違ってはいません。
以下、『正社員とフリーランス』の主な違いをまとめてみました。
正社員
- 収入・・・給与(給与所得)
- 納税・・・会社納付
- 税金計算・・・会社が年末調整
- 社会保険・・・会社が半分負担
フリーランス
- 収入・・・売上(事業売上)
- 納税・・・自分で納付
- 税金計算・・・自分で確定申告
- 社会保険・・・全額負担
また、大きな違いについては、
『社会的信用問題』になります。
正社員として働いていれば、安定とみなされ、住宅ローンやクレジットカードの審査にも通りやすいですが、一方でフリーランスは不安定と判断され、住宅ローンもクレジットカードの審査も通らないことが多いです。
これだけ聞くと、正社員で働いていた方が社会的信用もあり、守られていると考える方も多いかもしれません。
確かにそうかもしれませんが、フリーランスにもメリットはあり、自分の時間を自由に仕事に使え、また好きなことを仕事にしていくため、会社で起きる上下関係のストレスや規則に縛られることもないです。そして、売上が取れた場合は今まで以上にモチベーションや自信に繋がることは間違いないでしょう。
正社員とフリーランスの社会保険について
続いて、『正社員とフリーランスの社会保険の違い』についてです。
社会保険についてですが、日本の社会保険制度は大変しっかりしており、国民が払う保険料により『医療保険』『年金保険』『介護保険』が賄われております。
この社会保険は、正社員として働かれている方は、会社が手続きを済ませてくれますが、
フリーランスの方は自分で手続きをしないといけません。
また、正社員とフリーランスでは入れる保険も違います。
以下、主な保険の違いになります。
正社員
- 医療年金・・・健康保険
- 年金保険・・・厚生年金
- 保険料負担・・・会社が半分負担
- 加入手続き・・・会社が手続き
- 扶養制度・・・あり(夫または妻や子供は保険料が0円)
フリーランス
- 医療年金・・・国民健康保険
- 年金保険・・・国民年金
- 保険料負担・・・自己全額負担
- 加入手続き・・・各市町村で手続き
- 扶養制度・・・なし(夫または妻や子供の人数分保険料がかかる)
では、国民健康保険のデメリットとメリットについてですが、
デメリット
- 税金と同じで自分で手続きをしなくてはいけない。
- 扶養制度が使えない。
- 健康保険よりも特典が少ない ※出産手当や傷病手当など
- *国民年金*は受取額が少ない ※厚生年金がもらえないため
メリット
- 社会保険で支払った費用は、全額控除対象になる。
- 医療保険の自己負担額3割。
- 高額療養制度。
以上になります。
国民健康保険を安く済ませたいのであれば、条件次第にはなりますが、
『文美国保』や『健康保険任意継続(2年間)』の方が安くなる可能性もあります。
また、付加年金に加入しておけば、受給開始から2年で元が取れるので、収入が不安定でも加入しておいた方が得になります。
付加年金の加入については、各市町村及び町村役場にて手続きを行うことが可能です。
フリーランスとして活動していくと決めたら
『正社員を辞めて、俺はフリーランスとして活動していくんだ~』という方は、
冒頭でも話したように、フリーランスになってからは、社会的信用が劣るため、
住宅ローンや車ローン、クレジットカードの審査は通しておきましょう!
そのあと、開業準備資金として、レシートや領収書をもらうことも忘れずに。
以上の準備が終わったら、各都道府県の税務署に『開業届』を提出すれば、
あなたも晴れてフリーランスです。
税金の流れや開業届提出の仕方、確定申告については、
以下、記事のリンクを貼っておきますので確認して下さい。
また、まとまった内容を見たいという方は、
私が出版した本がありますので、こちらチェックしてみてください。